ただでさえ大変な保育現場なのに、人手が足りず、トイレや食事で子ども一人に保育士が一人付きっきりになってしまうという現状を知った。また、「教えてあげたいことがたくさんあっても教えてあげられていないかもしれない」や「命を最優先にしていることで、それ以外の子どもたちとの細かな接し方ができていないかもしれない」などの保育士側のジレンマの問題もあることがわかった。命を最優先に考えている保育現場では、児童一人がいなくなってしまうことなどがないための点呼や、災害時にどう守っていくのかなどを考えることも大事な仕事だと思う。しかし、保護者側からしたら子どもはたったひとりであって、集団のうちのひとりと捉えてほしくないのではないかと思う。待機児童をなくすことも大事だけど、それだけに捕らわれるのではなく、実際の保育現場がどういった状態になっているのかを社会全体に知ってもらう必要があると感じた。そのうえで、子ども一人一人ときちんと向き合える手厚い保育現場が日本中どこでも受けられるような社会になることを目指すべきだと考える。
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